ご利用者様は、ご自身が経営されている会社ビルの4、5階にお住まいで、真ん中に吹き抜けのある開放的な建物でした。
当初、2階層をつなぐ階段に設置されるものと思いましたが、階段からそのまま奥の玄関まで、湾曲した廊下もレール1本でつなげたいとご希望があり、詳細に検討した結果、TKEの三次元計測技術、コンピューター制御のカスタムレール製造によって実現できる見込みになりました。設計図面はできましたが、どのような仕上がりになるのか担当者としても非常に楽しみでした。
設置してみると、湾曲した廊下に伸びる1本のカーブレールは、壁に架かる絵画ともマッチし「まさにイメージ通りだ」と施主様にもご満足頂けました。
お客様ご夫婦はまだまだお元気で、階段も不自由なく上り下りされておりました。
弊社は、階段の上り下りにお悩みを持つ全てのお客様のお手伝いをさせて頂いておりますが、これからは、今は必要なくても将来に備えて昇降機設置を検討される方も増えていくでしょう。
階段の移動は危険が伴います。怖い上り下りは昇降機に任せ、より活動的に外出したり家族との時間を使うなど、人生をエンジョイするために積極的に機器を使う、というヨーロッパではすでに当たり前の考え方も、日本で広まっていくでしょう。
お客様には、これからも安全に快適に生活をエンジョイして頂くことを願っております。