コラム

転倒のリスクがわかる脳年齢テスト

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近ごろ駅や電車の中で、「歩きながらのスマホはやめましょう」という注意書きを見ることが多くなりましたね。

若い方は特に、器用にスマホを操作しながら歩いている姿をよく見かけます。

ところが、高齢になると、スマホはおろか、普通の携帯電話での会話すら、いったん立ち止まらないとできない人が多くなってきます。

社会マナーとしてはもちろん、歩きながらよりも立ち止まって電話をした方がよいのですが、医学的に見ると・・・

立ち止まらないと会話が続かない人は、認知症や転倒の危険が大きい

のです。

実は、「二つのことを同時に」実行する能力(平たく言えば、「ながら~」ができること)が、認知症や転倒事故と密接に関係があるのです。

この「二つのことを同時に」実行する能力を調べるテストがあります。

「デュアルタスク課題(二重課題)」といわれるもので、歩きながら計算問題を解いたりして、その正確さと早さを見ると、老化による能力の低下と、認知症や転倒事故の危険性がある程度予測できるのです。

では、ここで簡単な「デュアルタスク課題(二重課題)」をやってみましょう。 

下のビデオに従って、画面に現れる文字の「色」を声に出して答えてみてください。

「赤」という漢字が、緑色で書かれていたら「みどり」と答えるのですよ。 つられて漢字をそのまま読んではいけませんよ!

(ティーケー・ホームソリューションズ・ジャパン 技術アドバイザー 村上 進)

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